Café Johane(慈世庵) ⇩
<お知らせ> 臨時休業をする時もございますのでお越しいただく前にお電話くださると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。(0974-62-3914)
<お知らせ> 12月12日から1月30日まで臨時休業になります。ご了承ください。
Café Johaneで楽しめる事!
1.手作りパン、美味しいコーヒーと一緒にゆっくりおちつく時間を過ごす。
2.370年の家、石垣、庭、 隠れキリシタン礼拝堂、88の寺院などを巡る。そして書写。
3.オーナー大津さんの懐石料理 も楽しめる。(予約制)
NEWS
【竹田】竹田市植木で築約370年の庄屋屋敷を活用した茶房「慈世庵(じょあん)」が観光客に好評だ。江戸期にタイムスリップしたような落ち着いた空間で、オーナーの大津哲郎さん(68)のコーヒーや手作りパンなどを味わえる。「静かな山あいでコロナ禍の疲れを癒やしてほしい」と呼び掛ける。
大津さんは肥後菊池氏24代当主だった菊池武包(たけかね)の子孫。1598年に竹田市に移ったらしい。庄屋屋敷は1653年に火災に遭ったものの再建した。
市まちづくり文化財課は「壁や柱には細工が施されている。ほぼ当時のままで残っていて貴重」と説明する。庭園からは岡城跡(国指定史跡)が見え、裏山には隠れキリシタンの洞窟礼拝堂もある。
大津さんは米国の日本料理店などで経験を積み、1995年に所有する屋敷で母フヂさん(故人)と料理店を開いた。完全予約制で懐石料理を提供。県外からの利用もあったが、コロナ禍の影響で客足は減ったという。
「店の雰囲気を多くの人に楽しんでもらいたい」と願い、2021年11月にコーヒーや甘酒のセットをメインとする約20席の茶房として再スタートをした。
来店客は屋敷内を見学することができる。室内には倉庫などに保管していた歴史資料約100点を展示。よろいは関ケ原の戦い(1600年)で使われたと伝えられる。荒城の月を作詞した土井晩翠の書、竹田市出身の軍人広瀬武夫が大津さんの大伯父に宛てた年賀状もある。
大津さんと妻のマチ子さん(68)は「歴史を感じながらゆっくりとした時間を過ごしてもらいたい」と話した。営業時間は午前10時~午後3時半。月、火曜休み。懐石料理は相談に応じる。問い合わせは慈世庵(☎0974-62-3914)。
※この記事は、1月20日 大分合同新聞 14ページに掲載されています。
400年の歴史とキリシタン
竹田市内のあちこちに見られる岩を掘った洞窟。それらは、これまでにキリシタンとの関連が疑われながらも証拠がなかった。だが、400年を経た現代に、それを立証する証言が浮上した。
大津家初代 大津上野亮鎮宗は享禄二年(一五二九年)に誕生し、大友義鎮(宗麟)につかえ、文禄の役で渡海後帰国しこの地に住む。関ヶ原の戦い、大阪冬の陣に参戦し、寛永十一年(一六三四年)百六歳の生涯を閉じた。
四国八十八箇所は単に88の寺院の総称ということだけでなく、室町時代以降に定められたとみられる88の寺院と急峻な山や深き谷を巡り、その間にある仏堂を残らず巡る488里の修行のことであり、江戸時代頃から一般庶民も巡礼するようになってからは現生利益を求めて88の寺院を巡る300有余里の札所巡拝のことである